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激レア体験!イギリスの2大クリスマス菓子の実食レポ

お菓子の歴史

ここ数年、日本でも海外発祥のクリスマス菓子を目にする機会が増えました。

有名どころはドイツのシュトーレンやイタリアのパネトーネです。

今回は日本ではまだ認知度が高くない、イギリスの2大クリスマス菓子であるクリスマスプディングとミンスパイについて調べ、実食しました。

実際に食べてみて、日本でも流行るかどうか検証していきたいと思います!

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Oisix(おいしっくす)

イギリスの2大クリスマス菓子:その① クリスマスプディング

まずひとつめはクリスマスプディングです。

いわゆる日本のカスタードプリンとは全く別物のお菓子で、どちらかと言えばドライフルーツのケーキに近いかもしれません。

クリスマスプディングはイギリスが舞台の小説や映画のクリスマスのシーンにはよく登場する、イギリスのクリスマスには欠かせないお菓子といえます。

アガサ・クリスティーの小説にも「クリスマス・プディングの冒険」というクリスマスプディングにまつわる話があるほどです。

クリスマスプディングってどんなお菓子?

クリスマスプディング 出典:Wikipedia 著作者情報:Musical Linguist, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1100178による

クリスマスプディングはドライフルーツやスパイスを混ぜ合わせて作ります。

イギリスではクリスマスの5週間前の日曜日に「ステア・アップ・サンデー」と呼ばれる家族みんなでクリスマスプディングを作る日があります。

その日に作られたプディングはクリスマス当日まで熟成させ、クリスマス当日には温めたプディングにラム酒やブランデーをかけて、そこに火をつけるのです。

ラム酒に火がついて炎につつまれたプディングを家族で囲んでお祝いするのがイギリス流。

プディングの中にはあらかじめ6ペンスコインを仕込んでおき、取り分けられたプディングの中から6ペンスコインが出てきたら幸運が訪れるという言い伝えがあります。

イギリスには市販のクリスマスプディングも販売されており、作る時間がない人はスーパーなどで購入するそうです。

スコーンでおなじみのウォーカーもクリスマスプディングを販売しており、日本でもネット通販で購入できます。

クリスマスプディングを実食!

今回は日本で本場イギリスのクリスマスプディングが購入できるお店、The British Puddingで購入したクリスマスプディングを実食しました。

お店のクリスマスプディングはラージサイズとスモールサイズがあり、今回はスモールサイズ(直径約5cm×高さ約6cm)を購入。

耐熱ガラス容器に同じく耐熱のシリコン製の蓋に入った状態で売られていました。

本来は湯せんで容器ごと30分温めるそうなのですが、電子レンジで3分加熱でも可とのことなので電子レンジで温めました。

温めて型から出した状態がこちら。

温められてラム酒の香りが立っています。

ヒイラギの葉がないと若干地味ですが、これから火をつけていきます。

フランベされた青い炎が幻想的です。

取り分けるときは火を消して、いただきます。

以下、実食後の感想をまとめてみました。

  • ラム酒がしっかり効いているのが印象的
  • ドライフルーツがぎっしりと詰まっていて生地のほとんどがドライフルーツ
  • 甘さは砂糖の甘い感じではなく、ドライフルーツ由来の熟成された甘み

ドライフルーツの芳醇な甘みとラム酒の風味がリッチな味わいで美味しかったです。

筆者はラムレーズンが好きなため好みの味でしたが、洋酒の味やドライフルーツが苦手な方は苦手な味かと思います。

ラム酒の味が強めということから、日本ではあまり広まっていないのかもしれません。

また作るときも5時間くらい蒸す工程があったり、食べる前にフランベする技術が必要だったりと、日本で流行るにはややハードルが高そうです。

しかし幻想的な青い炎や6ペンスコインの言い伝えなどクリスマスらしい素敵な演出が満載なお菓子のため、多くの人に知ってほしいと思います。

イギリスの2大クリスマス菓子:その② ミンスパイ

イギリスのもうひとつのクリスマス菓子はミンスパイです。

このミンスパイもイギリスのクリスマスには欠かせないお菓子で、クリスマスの時期にはスーパーマーケットなどでも気軽に買えるそうです。

ミンスパイってどんなお菓子?

ミンスパイはドライフルーツとラム酒を混ぜ合わせた「ミンスミート」と呼ばれるフィリングを詰めたパイです。

もともとはミンチ肉を詰めたパイのことでしたが、砂糖の普及にともなって甘いドライフルーツを詰めたパイが主流となっていきました。

諸説ありますが、ミンスパイの起源はキリストの誕生を祝うためにやってきた東方の三博士に由来すると言われています。

東方の三博士がキリストに捧げるために持ってきた贈り物の没薬がミンスパイの起源となったそうです。

またミンスパイには言い伝えがあり、その年の最初に食べるミンスパイは願い事をしながら食べると願いが叶うと言われています。

先ほどのクリスマスプディング同様、クリスマス時期にはミンスパイもイギリスのスーパーやパン屋さんで気軽に購入できます。

日本ではウォーカーのミンスパイが通販で購入できますよ。

ミンスパイを実食!

今回はジェリーズ・パイで購入したミンスパイを実食しました。

このお店はイギリスの伝統的なパイを販売しているお店で、甘いパイの他にもイギリス伝統の牛肉のパイなども販売しています。

こちらも電子レンジで温めて、食べてみました。

星のパイ生地がクリスマスらしいですね。

クリスマスプディング同様、ミンスパイも温めるとラム酒が香ります。

以下、実食した感想をまとめました。

  • ミンスミートの味はドライフルーツ由来の熟成された甘み
  • パイはいわゆるバターの多いパイ生地ではなく、甘さ控えめでパンとビスケットの中間のような食感
  • ミンスミートのしっとり感が水分量少なめのパイ生地にマッチする

こちらもドライフルーツ好きにはたまらない美味しさです。

ミンスミートの熟成期間はありますが、蒸す手間がないぶんクリスマスプディングよりは作りやすいかもしれません。

こちらもクリスマスらしい見た目から日本でもっと普及してほしいと思います。

今回紹介したお菓子を購入したお店はこちらです。

▽The British Pudding

▽ジェリーズ・パイ

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