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卵たっぷりのお菓子多数!スペイン・ポルトガルの修道院発祥お菓子の秘密

お菓子の歴史

スペインのクレマ・カタラーナやポルトガルのパステル・デ・ナタ(エッグタルト)のように、スペインとポルトガルの伝統的なお菓子は修道院発祥のお菓子が多くあります。

今回はそんなスペインとポルトガルの修道院発祥のお菓子の紹介をしたいと思います。

そして、なぜスペインとポルトガルの修道院でお菓子作りが発展したのか、その秘密も解説します。

さらに、ネット通販で購入できるお店も紹介しますので、お取り寄せにも活用してください。

この記事にはプロモーションを含みます。

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修道院発祥のお菓子 一挙紹介!

さっそく、スペインとポルトガルの修道院発祥のお菓子を紹介します。

国別に代表的なものを集めました。

スペインの修道院お菓子

スペインの修道院お菓子は、世界第2位の生産を誇るアーモンドを作ったお菓子が多いことが特徴です。

また、バターの代わりにラードやこちらも名産品であるオリーブオイルが使われることもあります。

クレマ・カタラーナ

出典:Wikipedia 著作者情報:Javier Lastras from España/Spain – Crema quemada, CC 表示 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=10093857による

クレマ・カタラーナはスペインのカタルーニャ地方で生まれた、たっぷりの卵黄に砂糖と牛乳が入った硬めのプリンのようなお菓子です。

食べる直前に砂糖をふりかけ、バーナーで炙ってキャラメリゼしていただきます。

クレマ・カタラーナは、プリンを作ろうとして失敗した修道女が、プリンを固めようとコーンスターチを入れたことが誕生の由来と言われています。

また、スペインでは3月19日の聖ヨセフの日のお菓子として知られています。

ポルボロン

ポルボロンはホロホロとしたクッキーのようなお菓子で、ラードやアーモンドパウダーが入っていることが特徴です。

スペインのクララ会という修道院が発祥と言われています。

スペインではクリスマスの定番菓子として有名です。

トシーノ・デ・シエロ

トシーノ・デ・シエロとは牛乳を使わず、卵黄と砂糖だけで作る濃厚なプリンです。

発祥はアンダルシア地方の修道院で、今はスペイン全土に広がっています。

トシーノ・デ・シエロは、その濃厚さゆえに「天のラード」と呼ばれています。

サンティアゴのケーキ

キリスト教の巡礼地であるサンティアゴの修道院発祥のケーキです。

卵とアーモンドパウダーの入った焼き菓子で、粉砂糖で聖ヤコブの十字架模様を描きます。

ポルトガルの修道院お菓子

ポルトガルの修道院お菓子は卵黄と砂糖を混ぜ合わせたペーストを使用することが基本です。

日本でもエッグタルトとして知られている「パステル・デ・ナタ」がその代表と言えます。

パステル・デ・ナタ

日本では「エッグタルト」として知られているパステル・デ・ナタ。

パイ生地に卵黄たっぷりのカスタードクリームが詰まったお菓子です。

ポルトガルの首都であるリスボンの修道院が発祥で、今ではポルトガル全土で愛されています。

パン・デ・ロー

出典:Wikipedia 著作者情報:Adriao – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=4044614による

パン・デ・ローはカステラの原型になったと言われるケーキです。

修道院でキリスト教の守護聖人へのお供え物として作られたことがルーツと言われており、現在でも復活祭に欠かせないお菓子です。

ポルトガル全土で食べられており、地域によってふわふわに焼き上げるか、しっとりと半熟状に仕上げるか違いが見られます。

オヴォシュ・モーレッシュ

貝殻などを型どった最中のような白くて薄い皮に、卵黄と砂糖のペーストを詰めたお菓子です。

アヴェイロという都市の修道院で生まれ、この都市の名物として有名です。

修道院発祥のお菓子に卵黄がたっぷり使われている理由

スペインとポルトガルのお菓子には卵黄が使われているお菓子が多いことが特徴です。

その理由は、中世の修道院の暮らしに由来します。

中世の修道院では自給自足の生活を行っており、修道士や修道女たちは農作物を育てたり、酪農や養鶏を行っていました。

特に養鶏は、修道服やシーツの糊付けに必要な卵白を確保するために広く行われていました。

糊作りで余ってしまった卵黄を有効活用するために、卵黄をたっぷり使ったお菓子が生まれたと言われています。

番外編:砂糖が多く使われている理由

スペインとポルトガルの修道院お菓子には砂糖も多く使用されています。

それは、スペインとポルトガルが大航海時代に貿易で繁栄したことが関係します。

貿易によりアメリカ大陸から砂糖が輸入され、多くの甘いお菓子が作られるようになりました。

お取り寄せできる修道院発祥のお菓子

日本では販売しているお店が少ないスペインとポルトガルの修道院発祥のお菓子。

しかしクレマ・カタラーナやパステル・デ・ナタは知名度もあり、ネット通販でお取り寄せが可能です。

楽天市場で購入できるものをいくつか紹介しますので、気になるお菓子はぜひお取り寄せしてください。

▽十勝ジャージー クレマ・カタラーナ 

 北海道の十勝産のミルクをたっぷり使ったクレマ・カタラーナ。

 パリパリのキャラメリゼも食欲をそそります。

▽アンドリューのエッグタルト

 パステル・デ・ナタはポルトガルの貿易によりマカオに伝わり、広まりました。

 アンドリューのエッグタルトは本場マカオの味そのままがお取り寄せで味わえます。

▽玉子職人が作る濃厚エッグタルト

 こちらは玉子焼きとスイーツの専門店が手掛けるエッグタルト。

 玉子職人が厳選したこだわりの卵で作られています。

▽ポルボロン ソルティー

 こだわりの塩を使用したポルボロン。

 ホロホロ食感をお楽しみください。

 ▽三源庵 京風パン・デ・ロー

 京都のカステラ職人が手掛けたパン・デ・ロー。

 半熟状で絹ごししたような食感が特徴です。

今回はスペインとポルトガルの修道院発祥のお菓子を紹介しました。

このサイトでは世界の食べ物やお菓子の歴史や雑学を紹介しています。

他にもいろいろな記事を書いていますので、併せて読んでみてください!

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