近年、日本でもイースター(復活祭)に関するイベントやお菓子を見かけるようになりました。
イースターといえば卵やウサギのモチーフが一般的ですが、イタリアでは鳩の形をした「コロンバ」というお菓子が食べられています。
今回はイタリアのイースターのお菓子、コロンバを紹介します。
実食レポもありますので、コロンバがどんなお菓子か気になる方は是非読んでみてください。
この記事にはプロモーションを含みます。
![Oisix(おいしっくす)](https://c.o16.co/1/tokubetsu/image/AF728x90.gif)
コロンバってどんなお菓子?
![](https://cultural-history.com/wp-content/uploads/2024/03/DSC_1063-1024x576.jpg)
コロンバはイタリアの復活祭(パスクア)に欠かせないお菓子で、飛び立つ鳩の形をした甘いパンのようなお菓子です。
イタリアでは復活祭の日の昼食で食後のデザートとして食べられます。
コロンバの見た目は鳩の形と表面を飾る砂糖衣が特徴的です。
また、コロンバの生地にはオレンジピールやレーズンが練りこまれており、イタリアのクリスマス菓子のパネトーネに似ています。
コロンバはなぜ鳩の形をしているのか?
復活祭はキリストの復活を祝うと同時に、冬の終わりを告げ春の訪れを祝うお祭りです。
鳩は平和と復活の象徴で、さらにキリスト教における鳩は聖霊を表しています。
また旧約聖書のノアの箱舟では、40日間続いた大洪水の終わりを告げる描写でオリーブの枝をくわえた鳩が書かれています。
上記の理由からコロンバが鳩の形をしているのは、復活と平和、そして始まりの象徴であるためと言われています。
Johanのコロンバ実食レポ
![コロンバ](https://cultural-history.com/wp-content/uploads/2024/03/DSC_1061-1024x576.jpg)
今回実食したコロンバはJohanのもの。
Johanでは大小2サイズのコロンバが発売されており、小サイズを購入しました。
小サイズでも縦が15cmくらいあり、大サイズは倍くらいの大きさでした。
![コロンバ断面](https://cultural-history.com/wp-content/uploads/2024/03/DSC_1066-1024x576.jpg)
表面の砂糖衣はメレンゲのようなサクサクした軽い食感です。
生地は卵がたっぷり使わており、しっとり柔らか。
卵たっぷりには理由があり、本場イタリアでは、コロンバとして販売するには「グレードがAクラスの雌鶏の卵で、使用する卵の最低4パーセントは卵黄でなくてはならない」という決まりもあるのだそう。
生地にはオレンジピールが練りこまれ、甘い生地とオレンジピールの酸味の相性が抜群です。
今回初めてコロンバを食べたのですが、オレンジのさわやかさが春にぴったりなお菓子だと感じました。
復活祭は日本でも広まりつつあるので、コロンバももっと広まってほしいですね。
Johanの公式サイトはこちらです。
記事を読んで気になった方はお店に行ってみてください。
店頭で予約なしで購入可能です。
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