バスクチーズケーキやマリトッツォ、最近ではカヌレ。
ここ数年は毎年、トレンドとなるスイーツが登場しています。
そんな次に流行るスイーツの有力候補、キャロットケーキについて今日は解説したいと思います。
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キャロットケーキってどんなお菓子?
先日「次に流行るスイーツ予想10選」の記事でネクストブレイクスイーツとして紹介したキャロットケーキ。
日本ではまだ馴染みのないスイーツのため、まずはキャロットケーキがどんなお菓子か簡単に紹介していきたいと思います。
キャロットケーキの作り方
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キャロットケーキはすりおろしたニンジンを小麦粉、砂糖、卵に混ぜ合わせて作ったケーキです。
生地の中にはレーズンやクルミ、シナモンなどのスパイスが入っていることが多いです。
丸いケーキ型やパウンドケーキ型に入れてオーブンで焼き、焼きあがってからクリームチーズやアイシングでデコレーションされます。
キャロットケーキの発祥はどこ?
イギリスやアメリカで人気のあるキャロットケーキですが、発祥の地はイギリスです。
時は1500年代のイギリス。
当時のイギリスでは砂糖が貴重品でした。
そのため入手しやすく甘味のあるニンジンがお菓子作りに使われていたという記録が残っています。
イギリスの代表的なお菓子、プディングにも「キャロット・プディング」というニンジンを使ったものがあるのだとか。
それから時は流れ、第二次世界大戦中にキャロットケーキが注目されるようになりました。
戦争により食糧難となったイギリスでは砂糖が不足し、少ない砂糖でも作れるキャロットケーキが注目されたのです。
アメリカに渡ったキャロットケーキ
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アメリカでは1960年代にカフェやレストランでキャロットケーキが販売されるようになりました。
はじめは贈答用として販売されていましたが人気が出たため広く普及するようになり、現在ではスーパーのスイーツコーナーでも簡単に手に入るようになっています。
キャロットケーキはクリームチーズでコーティングされていることも多いですが、これはアメリカ発祥だと言われています。
番外編:東南アジアのキャロットケーキ
![](https://cultural-history.com/wp-content/uploads/2023/11/image.jpeg)
マレーシアやシンガポールにもキャロットケーキと呼ばれる食べ物があります。
しかしこの食べ物はイギリスやアメリカで食べられるニンジン入りのケーキではなく、大根を使った「大根餅」と呼ばれる屋台フードです。
ニンジンが入っていないのにキャロットケーキと呼ばれる理由は、広東語で大根のことを「白いニンジン」と呼ぶためなのだとか。
そんな東南アジアのキャロットケーキは卵と一緒に炒めて食べたり、チリソースをかけて食べるそう。
どちらかと言えば軽食的立ち位置の食べ物です。
なぜキャロットケーキが次に流行るスイーツの有力候補なのか
2023年の夏、成城石井やセブンイレブン(地域限定)がキャロットケーキを発売し、ネット上でも美味しいと話題になっていました。
バスクチーズケーキの前例があるように、コンビニスイーツとして登場したことをきっかけに次に流行るスイーツとなる可能性もじゅうぶんあり得る話です。
また、キャロットケーキは原材料が日本でも手に入りやすく、製法も既存の洋菓子店の設備で製造可能です。
そのため一度ブレイクすればマリトッツォのようにスーパーのスイーツコーナーでも手軽に製造が可能で、一気に全国的な知名度となる可能性も高いでしょう。
もうすぐ年末。
2024年はどんなスイーツがブレイクするか予想するのも楽しいですね。
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