PR

バウムクーヘンの雑学!誕生秘話からお取り寄せ可能な有名店まで徹底解説!

お菓子の歴史

ドイツを代表するお菓子バウムクーヘン。

年輪のような見た目から「ともに歳を重ねていく」「幸せを重ねる」と言ったイメージがあり、日本では結婚式の引き出物として人気があります。

今回はそのバウムクーヘンについて誕生秘話から作り方、さらに通販で購入できるおススメ名店まで徹底解明したいと思います!

この記事にはプロモーションが含まれています。

Oisix(おいしっくす)

バウムクーヘンの作り方

バウムクーヘンのオーブン(出典:Wikipedia 著作者情報:© BMK (de.wikipedia.org), CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1402774による)

バウムクーヘンはその特徴的な見た目ゆえ製法も独特です。

このオーブンは下部にバーナーがあり、バウムクーヘンはオーブンにある芯に生地を巻き付けて直火で焼き上げます。

生地をまんべんなく焼くため芯を回転させながら焼く必要があり、バウムクーヘンの年輪の緻密さは職人の技術の高さの証と言われています。

バウムクーヘンの起源

古代ギリシア

バウムクーヘンの原型は古代ギリシアまでさかのぼります。

木の棒にパン生地を巻き付けて焼いた「オベリアス」という食べ物がバウムクーヘンの原型ではないかとされています。

紀元前500年頃の古代ギリシアではエジプトから伝わった発酵させたパンが食べられていました。

ギリシアでは発酵にワインが使われたパン種が作られるようになり、パン作りの技術が発展していきました。

パンの種類も増え、シンプルな食事用パンの他にもバターや牛乳や果物を加えたバリエーションに富んだパンが登場し始めます。

中世ポーランド・リトアニア連合

ポーランドやリトアニアの伝統菓子「シャコティス」もまたバウムクーヘンの起源とされています。

シャコティスは14世紀にポーランド王国の王族の結婚披露宴で花婿の出身地の郷土菓子として振る舞われ、ポーランド・リトアニア連合の全土に広まったとされています。

その製法はバウムクーヘンとほぼ同じですが、シャコティスは木の枝のような無数の突起あるのが特徴です。

シャコティス(出典:Wikipedia 著作者情報:Aurelijus at the English Wikipedia, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=8798202による)

日本のバウムクーヘン同様、結婚式では欠かせないお菓子となっているようです。

その理由は王室の披露宴でシャコティスを作った菓子職人が褒美にもらった指輪で恋人にプロポーズして結ばれたという逸話に由来しています。

ちなみに日本では、北海道の「Haus Von Frau Kurosawa」で販売されている「クリスピーバウムクーヘン」がシャコティスに似た形状ですね。

▽通販サイトはこちら

ドイツ

バウムクーヘンの本場ドイツでは1800年頃に現在のバウムクーヘンが誕生したと言われています。

その発祥の地は諸説ありますが、ザルツヴェーデル、コットブス、ドレスデンの3つの街が発祥の地とされています。

ドイツでは国立ドイツ菓子協会が定めた下記のようなバウムクーヘンの基準があり、基準を満たしていないものはバウムクーヘンとして認められません。

  • 油脂はバターのみ
  • 添加物(ベーキングパウダー)は使用しない
  • 配合は、卵:砂糖:バター:粉=2:1:1:1であること

この厳格な基準に加え、製造に熟練した技術が必要なためドイツではバウムクーヘンを焼いている菓子店は全体の10%未満と言われています。

日本

カール・ユーハイム(出典:Wikipedia 著作者情報:撮影者は不明。Pasternがトリミング。 – http://www.cf.city.hiroshima.jp/rinkai/baumkuchen/baumkuchen_monogatari/baumukuchen__monogatari.html ( http://www.cf.city.hiroshima.jp/rinkai/baumkuchen/baumkuchen_monogatari/clip_image002.jpg ), パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=18954655による)

日本にバウムクーヘンが伝わったのは20世紀初頭です。

日本が第一次世界大戦で中国の青島を占領した際に捕虜となったドイツ人の菓子職人、カール・ユーハイムによって焼かれたものが日本初のバウムクーヘンと言われています。

この日本初のバウムクーヘンは広島で作られ、1919年に広島物産陳列館(のちの原爆ドーム)で開催されたドイツ作品展示即売会で販売されました。

その後、カール・ユーハイムは日本に永住を決意して横浜で洋菓子店を開きます。

これがバウムクーヘンでおなじみの洋菓子店「ユーハイム」です。

現在もユーハイムのバウムクーヘンは日本中で愛されています。

通販で購入できるバウムクーヘンの名店まとめ

定番のバウムクーヘン3選

① ユーハイム

 先ほど紹介した日本初のバウムクーヘンを作ったユーハイム。

 しっかりと密度のあるバウムクーヘンは老舗の風格があるリッチな味わいです。

▽通販サイトはこちら

  

② クラブハリエ

しっとりふわふわなバウムクーヘンでおなじみのクラブハリエ。

バウムクーヘンを焼くオーブンはクラブハリエのオリジナルだそう。

こだわりのオーブンで丁寧に焼き上げられたバウムクーヘンは絶品です。

▽通販サイトはこちら

③ ねんりん家

山型の側面が特徴的なねんりん家の「しっかり芽」。

外はフランスパンのようにカリッと、中はしっとりの食感が楽しいバウムクーヘンです。

▽通販サイトはこちら

変わり種のバウムクーヘン4選

①せんねんの木

バウムクーヘンの上に濃厚なチョコレートムースが合わさった「とろなまバウムクーヘン」。

バウムクーヘンとチョコレートムースの比は5:5と、チョコレート好きも大満足なバウムクーヘンです。

▽通販サイトはこちら

② お菓子のたいよう

本物のすいかそっくりの「すいかバウム」。

果肉部分はすいか味のムースを流し込み、皮の部分はメロン味の生地になっています。

ちなみに本物のメロンそっくりの「メロンバウム」もありますよ。

▽通販サイトはこちら

③ 銀座千疋屋

老舗果物店で有名な銀座千疋屋。

国産のふじりんごを丸ごと包んだ「銀座アップルクーヘン」は果物店ならではの一品です。

▽通販サイトはこちら

このサイトでは世界の食べ物や歴史にまつわる雑学を紹介しており、今回のようなお菓子の歴史についてもシリーズ化していく予定です。

過去に書いたお菓子の歴史についての記事もあわせて読んでみてください!

Oisix(おいしっくす)

プロフィール
管理人
ハチ

ブログ管理人のハチです。
世界の料理や食文化に興味があり、調べたことを発信しています。
国内外の食べ物の紹介、食文化や歴史の雑学記事がメインです。

なお、このサイト記事はプロモーションが含まれており、管理人はアフィリエイトで収益を得ています。

ハチをフォローする
お菓子の歴史
ハチをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました